■普通に食べるしゃべる幸せ。

2004.6.21(月)は、1年3ヶ月続いた「三叉神経痛」の激痛が、まるでウソのように消えた夢のような日です。新神戸歯科でお世話になって、1年が過ぎていました。

1998年7月、夕食の時に始まった「チクン」とした痛み、てっきり虫歯によるものだと思っていました。近所の歯科で治療を始めました。虫歯の治療は進んでいるのに、痛みはひどくなる一方で処方された痛み止めは、どれも効き目がありません。とうとう「しゃべれない」「食べれない」状態になってしまいました。

11月、「三叉神経痛かもしれない」と、口腔外科のある病院を紹介されました。そこでは、「テグレトール」の服用を勧められました。これは痛みにとても効果があり、服用後20分で、痛みが消えました。それからは、痛みが出るたびに「テグレトール」を服用するようになりました。

私は、この年の3月に、子宮筋腫のため子宮全摘の手術を受けました。これが、腰骨の歪みから背中の歪み、頭蓋骨、顎関節につながったと思います。

簡単な手術で痛みはなくなるよ。

2001年10月からは、大学病院の脳外科に痛みが出た時だけ受診するようになりました。2002年11月、三叉神経と血管がどこであたっているのかMRIを撮りました。右耳後ろ付け根の部分にそうだろうと思える所がありました。「薬を飲み続けるのもいいけど、手術をしたらどうか。500円玉くらいの穴を開けて血管と神経があたっているところに、クッションを入れてあたらないようにする簡単な手術で痛みはなくなるよ。」と、主治医に勧められました。でも、「そんな恐ろしいこと出来ません。薬で十分です。」とその時はお断りしました。

金属を詰めた夜から、三叉神経痛の痛み

2003年3月、虫歯治療をしていて左上の歯に金属(保険治療でいけるもの)を詰めた夜からまた、三叉神経痛の痛みがでました。通っていた歯科医に伝えると、「三叉神経痛の痛みが取れてから、残りの歯を治療します。」と言われ、また、「テグレトール」を飲み始めました。でも今までのように痛み止めが効きません。食べられないし、右頬を動かすと激痛が、右耳付け根に向かって走ります。歩く振動でも、痛みます。「顔を洗う」、「化粧水をつける」のはとっても苦痛でした。病院では、、もちろん、手術を勧められました。インターネットで調べてみると、効果のある人もいるが、効果のない人もいるとのこと。痛み止めの服用も、手術も対症療法でしかありません。

「もうこの痛みから、解放されたい。」「なんとか、根本治療の道はないか」と思い、鍼灸院は2院、他に整体治療院にも通いましたが、効果はありません。途方にくれているとき、友人が、知り合いの歯科医が藤井先生の講習を受けていて、その話を聞いているときっと三叉神経痛にも効果があるはずと新神戸歯科を紹介してくれました。

2003年6月、新神戸歯科に伺いました。緑がいっぱいあって、明るく清潔感あふれる、診療室、藤井先生はもちろん、奥田先生、歯科衛生士の佐野さん、スタッフの皆さんは、とても暖かい人々で、私の話をゆっくり丁寧に聞いてくださいました。「こんな居心地のよい医院は初めてや」と大感激でした。

オーリングをつかった治療

治療途中の虫歯も治療して頂き、顎関節の歪みも治して頂きました。なにしろ、オーリングを使っての治療なので、私が感じている痛みを「これは痛いね」とわかって頂けます。これは、とってもうれしいことでした。私の場合、虫歯がたくさんあり、治療途中で放置してあったため、噛み合わせのできる部分は左右一箇所ずつしかありません。左上の親知らずが、歯茎の中で上を向いて生えており、これらのことも、顎関節の歪みの原因になっていました。電磁波秒もあり、右頬に水分(おしぼり)がつくと、静電気が走ったように、激痛が走り、唇がしびれてしまいます。それまでの治療で使われていたアマルガムをはじめ、体にあってない金属を除去し、私の体にあう金合金にすべて入れ替える。抜歯してなくなっているところに義歯を入れる事になりました。

普通に食べるしゃべる幸せ

2004年6月17日、左に一箇所上下金合金に入れ替えた新しい噛み合わせができました。その日の夕食は、痛みが和らぎ少し食べやすくなりました。でも、次の日の朝、顔を洗ったり、お化粧をするのはとても苦痛でした。職場では、めまいでふらふらしながら、1日を過ごしました。19日は、めまいがとてもひどかったです。きっとこれが好転反応なんだろうと思いました。20日には、めまいも治まりました。21日の朝、顔を洗うといつもの痛みがありません。それまでの痛みがウソのようです。普通に食べられる。しゃべれる。なんて幸せなんだろう。うれしくて、うれしくて、しかたありません。家族も大喜びしてくれました。

以来、新しい歯の入れ替え治療は、順調に進み、11本の歯全部入れ替えることができました。2005年1月24日、治療が終了しました。藤井先生、奥田先生、佐野さん、長い間ありがとうございました。

藤井先生には本当に感謝!感謝!感謝です!薬を飲まず、手術をせず、「三叉神経痛」を治して頂いてこんなに有り難いことはありません。こんなにすばらしい治療を受けることができることをたくさんの方々に知っていただきたい。このすばらしい「オーリングによる治療法」をぜひとも認可して頂きたいと、切に願います。